ご挨拶

関係者各位

 

このたび、愛知県の協力のもと、来る20231013から15日までの3日間、愛知県国際展示場において、Independent Ageing Conventionを開催する運びとなりました。

現代医学の進歩や公衆衛生およびヘルスケア分野の発展に伴い、世界の平均寿命は着実に延びてきており、2019年には60歳以上の人口が10億人を突破しました。こうした社会の発展を受け、新たな視点をもって、高齢者の人権が十分に尊重されるような新たなパラダイムを確立し、年を重ねても人々が健康で自立した生活を送れるような支援体制を整える必要性が問われています。

自立した日常生活を送り、日常生活能力を維持しながら家族や地域コミュニティ、社会システムとのつながりを保つためには、革新的かつ独創的なソリューションはもちろんのこと、年齢差別に対抗し、人生におけるさまざまな要素や領域をすべて網羅する包括的な取り組みが必要不可欠です。

Independent Ageingの目的は、B2B、B2PおよびB2G向けの商業展示会と専門家による講演会を組み合わせた情報共有の場を提供することで、増加の一途をたどる高齢者の自立をサポートする革新的なソリューションとテクノロジーを発表する機会を設けることにあります。本コンベンションは、以下のような機会創出を支援します。

  • 革新的なソリューションや新しい製品・サービス、最新テクノロジーの紹介
  • 高齢化に対する新たな視点の提供
  • 産業振興の機会
  • 新たな事業提携の機会
  • 成長過程にある高齢者市場のニーズの把握
  • 数多くの人々の生活にプラスの影響を提供

展示会と並行して、選りすぐりのテーマからさまざま講演やセッションを開催し、重要な社会課題(経済、労働、医療、環境、パンデミックなど)と高齢化との関連性について理解を深める機会を提供します。また、高齢化社会が直面する課題に対する地域および国家レベルの政策についてのディスカッションも見どころの一つです。

Independent Ageingには、企業の経営者はもちろん、介護、医療、人事、銀行・金融、保険、旅行、娯楽、クリエイティブ産業、政府・行政、人権、生涯学習、小売、慈善団体、その他の高齢者向けサービス産業などから、さまざまな方が参加されます。新たなソリューションを発表する場として、人脈作りの場として、専門知識を蓄える場として、将来に向けた新たな見識や視点を得る場として、絶好の機会となっております。

ぜひ、愛知県国際展示場まで足をお運びください。誰もがより快適に、より健康的に、より自立した人生を過ごせる未来のために、いま共に道を切り開きましょう。

 

プログラム委員会代表

荒井 秀典(Prof. 国立長寿医療研究センター理事長(日本)

Prof. Uzi Beller ネゲヴ・ベン=グリオン大学付属サムソン・アスタ・アシュドット病院(イスラエル)

Silvia Perel-Levin NGO Committee on Ageing in Geneva前委員長、高齢者虐待防止国際ネットワークおよび国際長寿センター・グローバル・アライアンス代表(スイス&イスラエル)

Prof. Israel Doron ハイファ大学 老年学研究部 部長(イスラエル)